昨年末より進めてきました納骨堂の改装プロジェクトです。

今回のお仕事はDOUBLE=DOUBLE FURNITURE 酒井さんと協働で行いました。
酒井さんはお客様とのやり取りや打合、全体の取りまとめなどプロデューサー的な役割を。
nomade designではデザイン、設計、製作を担当させていただきました。
家具のようなシンプルでモダンな納骨壇をご希望されているとのことでしたので、日頃作っている家具の延長で、素材の良さや連続するリズム感を表現できたらと思いデザインに取り組みました。
設計が終わり、まずはボリューム感や図面では伝えきれなかった事をお見せするために、プレゼン用のサンプルを製作しました。

扉を開くと自動でスイッチが入り、照明が点灯します。

特注で製作してもらった真鍮の引手が良いアクセントになりました。

お客様にも大変気に入っていただき、本製作を進めることになりました。
サンプルでは３列だった本体も本製作では２５列。
nomade designだけではとてもこなせる物量ではなかったので
筑後、大川の友人の家具屋さんとチームを編成して製作にのぞみました。
設計段階から、サンプルは100%nomade design made 、本製作ではチーム編成をして製作する前提で設計をしていたので、僕しか作れないものではなく、
治具などを使用して誰が作っても同じクオリティの物が出来上がるように
下準備をしていました。そのおかげでとてもスムーズに製作が進みました。

現場での取付の様子

今回のお仕事で、気づいたこと。
僕は設計が好きみたいです。もちろん作ることも好きなのですが、その前段階、デザインや設計をしてる時間もとても楽しかったのです。作り手だからこそ、作る側に立った設計もできるし、チームをまとめて指示を出したり、今までになかった仕事のやり方を試してみて、新しい仕事のあり方にも興味がわいてきました。

今回このような機会をくださった法林寺様、本当にありがとうございました。

浄土真宗本願寺派 舞岳山 法林寺
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