使い慣れた寸法

25㎜,30㎜,60㎜
図面の中によく出てくる寸法、以前の職場でよく使っていた部材寸法。
きりがいいから確かに使いたくなる。
考えなくていいから。

でも僕は思うんです、部材の寸法が1㎜違えば家具の見え方が随分と変わってくる。
例えばテーブルの天板、25㎜厚と23㎜厚では印象はかなり変わるはずです。
例えば椅子の脚、30㎜と32㎜では随分違います。
どちらがいいとか悪いとかの話ではなく、
より良い物を作るためにそこの数㎜を大切にしていきたい。

nomade designをはじめてから、いつもぼんやりと考えていました。
3年目あたりから少しずつ答えが見えてきました。
『あえて使い慣れた寸法を捨てよう。小さなことかもしれないけど、
きっとそこから僕らしい家具が生まれて来るんじゃないか』、と。

はやいものでnomade designをはじめて4年と4ヶ月が過ぎようとしています。
まだまだ発展途上ではありますが、
少しずつ僕らしい家具が作れるようになってきたかなと感じています。

あまり更新されないブログですが、皆様どうぞ暖かい目で見守ってくださいね。

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