Dining Table “hippopotamus”
W : 2000mm D : 900mm H : 700mm
material : Kurumi finish : oil
Hippopotamus(カバ)という名前のテーブルを作りました。
始めから半屋外での使用を想定していたので、雨や風に打たれて
どっしりとかまえる姿がカバの様だと思いこのような名前をつけました。
55mm厚の天板とΦ100mmの脚。
とにかくどっしりと。
厚み15mmの銅製のひづめ。
木口からの水の吸込みを防ぐという役割があります。
半屋外で使う為、外気の影響をもろに受けるので、反りが極力でないように集成材を
自前で作りました。また単尺材しか手に入らなかったということもあり、その材料を
何とか生かしたいと考えて長手方向も継ぐことにしました。
既製品の集成材とは違い、板の継ぎ目を一本おきに揃えたりすることで
意匠としておさめました。ちょっとしたことですが、
集成材=安物というイメージを払拭できたかなと思っています。
今まではどちらかというと華奢なイメージの家具が多かったのですが、
このテーブルを作りながら自分の中の寸法感覚の見直しという意味も含めた
デザインを心がけました。
毎日、工房で使用しながら、
日に日に色濃くなっていくクルミ材がますます好きになっています。